増築工事進行中

山本 まこと

2011年08月08日 18:19

大津町で増築工事を進行中です。

今回の増築リフォーム工事では、敷地の南側には美しい田園が広がり見晴らしの良い場所です。
しかし、今から台風の到来シーズンでその影響を受けやすい場所でもあります。

既存屋根を壊さない方法で増築を検討し、金属屋根の瓦棒葺きを採用しています。

単に部屋を広くするということだけではなく今回の工事で特に注意したい下記の四点についてお話します。

①耐震性
②雨漏れ対策
③遮熱・断熱対策(特に夏の暑さ対策)
④雨音対策

※③について熊本で夏の遮熱・暑さ対策は非常に大事ですね。

垂木45×60の間ではなく垂木の上にポリスチレンフォーム50ミリを全面に隙間なく施工しました。(この断熱材は断熱性能に優れているので厚みはグラスウール等の繊維系断熱材の半分以下で済みます)垂木間は通気層として、屋根材から熱が伝わり暑くなった空気を外へ排出する工夫をします。

そして構造用合板12㎜をビス止めすることで水平面の耐震性を確保し、ゴムアス系のルーフィング(ゴムアス系のルーフィングは、伸縮性が高くビス穴からの雨漏りに関して非常に優れている)を敷き込みさらに遮熱に優れた断熱材6㎜を全面に張りました。

屋根材はガルバリウム鋼板の瓦棒葺きになりますが、金属屋根で施工した場合、できるだけ屋根裏に伝わる熱を減らします。それと金属屋根とルーフィングとの間に空間が出来る場合は雨音に対するクレームにもなりやすいです。

私たちも常に住む人の立場に立ってリフォームする不安も含めて、注意しなければいけない点をしっかり検討しご提案したいたいと思っています。

そしてお客様の安心と住み心地の快適性を向上できるよう完成まで頑張ってまいります。


by草原住宅

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